日曜造園

日曜大工は聞き慣れた言葉ですが、造園となるともなると大変だと思われるかもしれません。

ところがこれが誠に簡単にできるのです。常識的な知識さえあれば、50〜70cm位の高さの石の土留めや、石垣なら、決して崩れないように積むことができるのです。 石垣で、「切り込みはぎ」や「打ち込みはぎ」となると、玄翁とかヤスケという石作りの道具が必要になるし、長い石工としての技能と経験が重要になるが、低い石垣や土留めは、極端に言えば一輪車とスコップがあれば誰にでも簡単に積むことができます。 まず、人が一人で持ち運びできる大きさの石を集めます。裏込めとして砕石ザクも必要です。

この量は下図のように計算します。

裏込砕石の量(立方メートル)
   =高さ×奥行×石積の長さ÷2

積石の数(個)
   =高さ×石積の長さ×1?あたりの石の数
図1

積石は計算値より3割増しで用意してください。その中から適当な形の石を選び、 余った石は、砕石といっしょに裏込め用として使います。


基礎工事

土留め、石垣はまず基礎工事から始めます。

本当なら基礎杭を打ち、糸を張り、水準器を当てて、ということになるのですが日曜造園ではその必要はないでしょう。ただそこの地盤の強弱によって多少加減はしますが、日曜造園などで50〜70cm位の高さの石積みではまず心配は無いでしょう。

基礎は、下図のように20cm位掘り下げ、10cm位砕石を入れればよいでしょう。

図2




石垣、土留め石垣の要領

積み石は「ツラ」を見極めて大根を積むように積みます。
根石は上端が平らにならないように並べていきます。これは上からの力が分散されて一つの石にかからないためで、随分大きな力が掛っても石垣が崩れない理由の一つでしょう。図のように上の石の力が下の数個の石に分散されて掛るように積んでいけばいいのです。この際、小さなハンマーを持っていて石を叩きながら隣の石にぴったりつけるようにします。

図3


裏込め

裏込めは積石の半ばまで入れ、棒などで軽く締めながら積んでいきます。通常隅から積んでいきますが、日曜造園ですから、お好きな所から積んでください。 「ツラ」石垣の表面になる積石の表の部分は、石が大小でこぼこ様々ですから、積む人の常識的判断による感覚で、安定感がもたれればそれでいいでしょう。 地山が盛り土のときは裏込め石は、図のように45度になるようにすれば、まず大丈夫です。

図4a

地山が固いときは、積石の倍くらいの量の裏込め砕石をつめれば、水は下に抜けてしまいます。この場合土や細かい砂が入っていると水様化の原因になり、好ましくありません。

図4b

音坂工場の60-0砕石などはスコップなどには大変使いやすい材料です。 なお、積石は藤坂砕石葛生工場産出の栗石をお使い下さい。水成岩のチャート系の石ですから大変硬く、加工しにくい反面、野面積みでは味のある構築物になります。


隅石の構築

日曜造園では少し難しいと思いますが、図を参考にして少し大きい石を使い、しっかりと裏込めを詰めて積んでください。
図5



石庭

造園では「石は現地のものを使え」といわれ、それが大原則とされています。 一個、何百万何千万円もの石を使う必要はありません。

三毳石の庭石は大変個性のある素晴らしい庭石です。
一個、一個では荒々しい石に見えますが、それを組むことによって、見違えるような石庭になります。写真を参考にして見てください。そしてあなたの手で素晴らしい石庭を造ってください。できるだけお手伝い致したいと考えております。ぜひご相談ください。

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